惑星の影響を緩和するインドの植物処方


 占星術の観点から、惑星からの悪影響を緩和したり、減衰した惑星を強化するための処方として、マントラ読誦、プージャ、寺院や社会的に弱い立場の人達への布施や奉仕、宝石処方などがあります。

それらの他、自分のカルマの見直しも大切ですが、その間違いに気づかないこともあるでしょう。

  "何をするべき"なのか、"何をしないべきか"のうち、"何をしないべきか"ということも見落としがちで、それにフォーカスすれば、自ずと自分のするべき方向性が定まり、目標へのステップが加速するでしょう。

 そして、そのカルマの方向性を定めた上で、イシュタ・デーヴァ(自分が縁・親しみを感じる神)への祈念、その他諸々の処方に意味がでてくるのでしょう。

 特に宝石処方については、店員に言い負かされないよう、鉱物の基本知識や相場はある程度よくよく知った上で自分で見定めて買いに行くのがベストですが、知識を修得する時間と費用もかかるので、それよりも身近で費用も安い植物のほうがすぐに始めやすいと思います。

 これら、植物を扱う店は看板にजड़ी-बूटी/jadee booti」と書かれており、リシケシュのマーケット街だとPappu Lassiというラッシーのお店の近くにもいくつか店舗があります。

下の写真はそのラッシーのお店の近くのNivedan Jadee Butee Bhandarというお店で、家の人が消化器系のために購入したものです。最近までトリファラのジュースを摂取していましたが、それよりも体に合っているそうです。毎晩食後に小さじ1杯分をお湯と一緒に摂っています。

私は惑星の影響のために植物を用いることを意識したことがありませんでしたが、護摩炊きで火の中に投じる供物としてこれらの植物を用いていたことを知りました。

インドの言語と和名でそれぞれ画像検索すると似ているけども色が異なる果実もありました。

目的によってはこれらの植物はプージャ専門店のほうが入手しやすいかもしれません。身に着けて使う時に、それぞれ包む布や糸の色も決まっているそうです。


太陽  
बेलपत्र
aegle marmelos

 
खिरनी 
Mimusops hexandra

火星 
अनंतमूल 
ガガイモ科蔓植物 

水星 
विधारा 
ギンヨウ朝顔 

木星  
केला 
バショウ科バナナ 
(サンスクリット名 कदली カダリー) 

金星 
सरपोखा / शरपुंखा 
Tephrosia purpurea 

土星 
बिच्छू बूटी 
Nettle Leaf/イラクサ 

ラーフ 
श्वेत चंदन 
白檀 
Santalum album 

 ケートゥ 
असगंध /अश्वगंध 
Withania somnifera
アシュワガンダ

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