ワルガ・サムーハ(分割図のグループ分け)

日本に一時帰国してひと月以上経過しまして、今日までなかなか更新できませんでした。 また少しづつですが、勉強したことのまとめを更新していきます🙏

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ジャナム・クンダリー(出生図 D-1)をより微細なレベルで読み込み、それがもたらす影響を確認するにはショーダシャ・ワルガषोडशवर्ग)が特に重要視されます。

ワルガとは、“部分”や“一部”という意味で、ある一つの箇所をスークシュマ(微細)なレベルに落とし込んだものです。

カテゴリーやグループ、クラスといった意味をもち、日本語で“分割図”とされるものです。16種類の分割図を総じて“ショーダシャ・ワルガ”と呼びます。

インド占星術にはそれぞれのハウスには特定の機能があります。ワルガは、そのハウスの要素の微細な結果を確認するために使用されます。そのほかに惑星のもつ強弱を算出するためにワルガが重要視されます。

出生図やワルガにおけるヨーガの有無は、その人が生涯を通じて結果を得続けることを意味するものではありません。その人が運命的に占星術が暗示するヨーガの結果を“プラーラブダ”として受け取ったことを意味するのみです。

プラーラブダという言葉はギーターにおいても述べられていて、“前世や過去の行い“のことをいいます。人は過去の全ての善悪の行為を今生に引き継いで、自分の運命の結果を体験しながらギーターの実践に取り組む人は、この世で幸せであり、カルマの束縛から解放されるといいます。また、クリシュナはアルジュナに対し、自分の積み重ねた行動に関する、あらかじめ定められた役割(ダルマ)に従うように助言しました。

形成されるヨーガの吉凶はダシャーの条件次第で顕れ、それもダシャーがトランジットと調和している時に発現するでしょう。出生図にヨーガがあることがまず前提にあり、その上でダシャーやワルガを無視して評価をすることは不完全な手法です。


ワルガは“ワルガ・サムーハ”と呼ばれる4つのグループがあります。

6種→7種→10種→16種と分割図の種類を雪だるま式に増やして、グループごとに分割図に与えられた重要度が指数化されています。(これは後日に)


ワルガ・サムーハ (वर्ग समूह)



◆シャド・ワルガ

षड्वर्ग 

(6種のワルガのグループ)

D-1, राशि

D-2, होरा

D-3, द्रेष्काण

D-9, नवांश

D-12 , द्वादशांश

D-30,त्रिशांश


◆サプタ・ワルガ

(7種のワルガのグループ)

सप्तवर्ग

上記シャド・ワルガに 

D-7 सप्तमांश 

を加えたもの


◆ダシャ・ワルガ

(10種のワルガのグループ)

दशावर्ग 

上記サプタ・ワルガに

D-10, दशमांश 

D-16, षोडशांश

D-60, षष्ठियांश

を加えたもの


◆ショーダシャ・ワルガ

(16種のワルガのグループ)

षोडशवर्ग

上記ダシャ・ワルガに

D-4, चतुर्थांश 

D-20, विंशांश 

D-24, चतुर्विंशांश

D-27, सप्तविंशांश 

D-40, खवेदांश 

D-45, अक्षवेदांश 

を加えたもの

 次回は、ワルガ・サムーハ毎に割り振られた点数(अंक アンク)の配分についてまとめます。

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