ナクシャトラとチャラナのまとめと補足

以前ナクシャトラに関する動画と日本語訳の記事をあげました。今日はそのまとめとチャラナの一覧表についてお伝えします。

・ナクシャトラの言葉の意味

'न क्षरति न सरति इति नक्षत्र '

ナ クシャラティ ナ サラティ イティ ナクシャトラ

落ちも流れもしない星

その星々の群れをナクシャトラと呼び、その星々は固定され動かないとされている。その星々は古代人により星の形状から名前が決められた。

360度のバチャクラ(भचक्र /Zodiac)の中に、27の星座があり、各々の星座の角度は13°20'(360÷27) になる。その拠り所は月の動きと経度にある。

月が0°から13°20'にある時、それは1つ目のナクシャトラを意味する。13°20'から26°40'にある時、2つ目のナクシャトラ。

その流れで346°40'から360°にある時、最後の27番目のナクシャトラとなる。360°のあとは27ナクシャトラの順に再び繰り返す。

ムフールタ(मुहूर्त)では28番目に存在する隠れたナクシャトラであるアビジット(अभिजित)も技法に取り入れられる。

その配置はインド言語の単位を使うと、ウッタラーシャーダー(उत्तराषाढ़ा)のラスト15ガティー(घटी)とシュラヴァナ(श्रवण)の4ガティーのところにある。

つまり、山羊座の6°40'から山羊座の10°53'20に位置し、このナクシャトラは縁起の良いものとされる。

21番目のナクシャトラであるウッタラーシャーダーと重なるため、21Aという呼び名もある。

  それぞれのナクシャトラは4つに均等に分けて使用される。4分の1の単位をチャラナ(चरण /またはバーグ भाग、パダ पद )ともよぶ。1当たりチャラナは3°20'(13°20'÷4)

また、各々の12星座は2.25分に相当するナクシャトラと合わさる。これをチャラナに換算すると、1ナクシャトラ当たり4チャラナだから、2.25分のナクシャトラは9チャラナとなる。

上の太字の文は、下の画像にあるテキストに書いてあったものです。

(この書籍の一部内容が見れます↓)

https://www.exoticindiaart.com/book/details/theory-of-astronomy-and-mathematics-astrology-nzj617/

ज्योतिषीय खगोल एवं गणित सिद्धांत: Theory of Astronomy and Mathematics Astrology 

 

疑問に思ったのが、1星座あたり9チャラナって書いてあるのに、表の中のいくつかの星座が9チャラナじゃなくて11チャラナや7チャラナである部分が何箇所もあったのです。


「例外もあるのかな?」とネットで一覧表などを検索していたら、このテキストの表記が間違っているのだとわかりました。占星術の計算の基礎本で、製本も良かったので中身も良いだろうと思って買ったのですが、時々小さな間違い!?があるので気を付けて読んだほうがいいと思いました。

この本は過去に2回読むのを挫折しているのですが、三度目の正直に賭けてもう一回トライして、この本の癖がわかってきたところです。こんな腐れ縁の本は生きてきた中で初めてです。

人間誰しも間違うことはあるから、少々の数値の誤り、誤字、ページの欠損はあっても仕方がない…といいながらも、次の改訂版はパーフェクトにしてほしいと切に思うのでした。

表の誤りを直したかったので自分で作り直してみました。

Googleスプレッドシートで見る↓
https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vRMwCWieHuZL7pi-j2HhOlcyyz7Fd-srFu5eaIJ8FmoBkSQ6zx3a6QTRmo9G993zQ/pubhtml

 あと、3番目のナクシャトラのクリティカー(कृतिका)はネットで検索するとクリッティカー(कृत्तिका)と記している方もいて、両者どちらとも使われているようです。ここで紹介した書籍ではクリティカーでした。

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